大和杉 瘤や皺の無いスッキリ美しいプロポーション 樹齢3,000年以上の六神木のひとつ

樹齢3,000年以上の六神木の中で最もスッキリした美しいプロポーションを誇る大和杉。
ヤクスギランド開園翌年開催された国体の山岳競技コースとして現在の登山道が引かれるまでは道らしき道が無かったことで、一帯は江戸~昭和にかけての伐採を回避できたとか。

屋久島トレッキングガイド・観光情報

ほとんど誰とも出会わない昭和の登山道(イメージ:©Σ64 CC-BY 3.0)

大和杉 やまとすぎ

幹に瘤や皺の無いスッキリした大和杉。樹齢3,000年以上の六神木の中で最も美しいプロポーション

幹に瘤や皺の無いスッキリした大和杉。樹齢3,000年以上の六神木の中で最も美しいプロポーション

ヤクスギランド150分コース、三根杉近くの分岐から花之江河(はなのえごう)へと続く登山道。
杉や栂、樅の巨木のが茂るほぼ手付かずの原生林の中、ほとんど誰とも出会うことの無い、あまり整備されていない昭和の登山道・安房歩道を片道60~90分ほど進み、“大和杉”の道標を下ると目の前に真っ直ぐ伸びる大和杉が見えてきます。

江戸~昭和にかけ大和杉のように幹に瘤や皺の無いスッキリした屋久杉は“材木”としての価値が高く、ほとんどすべてが伐採されてしまいましたが、昭和以前に道のなかったこの地で大和杉は生き残ることができたそうです。
樹齢3,000年以上の六神木の中で最も美しいプロポーションを誇る大和杉。

これより先は花之江河への登山ルートです。さらに先へ進むつもりなら登山装備を整えて。

大和杉への行き方など

大和杉
樹高 34.9m
胸高周囲 10.2m
推定樹齢 3,000~4,000年
標高 1,260m
場所 安房歩道

ヤクスギランド150分周遊コース最奥、三根杉近くの分岐からゆっくり往復3時間。花之江河方向へ進んだ昭和の登山道・安房歩道の途中にスッキリと立っています。

大和杉トレッキング ルートマップ・グラフ
入口→林泉橋→荒川歩道→小花歩道→蛇紋杉(倒木)→天柱橋→三根杉→分岐→世界遺産地域→大和杉(大和杉往復4km・標高差200mヤクスギランド外)→分岐→沢津橋→仏陀杉歩道→清涼橋→出口

大和杉だけが目的なら、ヤクスギランド出口から天柱橋方向へ進む方法もあります。(この場合、協力金を入口で払ってから。)

あると便利

楽チン・楽しい♪目的やお好みでどうぞ。