六神木 樹齢3,000年を越える六本の老御神木

樹齢3,000年を越える、屋久島を代表する六本の老屋久杉
太古より山そのものを崇拝の対象とする山岳信仰が深く根付く島。御岳へ続く岳参りの道中、森の奥深くに数千年の長きに渡って控える屋久杉の巨木、神を迎えるための依り代ともなる数々の屋久杉は、神の化身“御神木”として敬われます。

屋久島トレッキングガイド・観光情報

推定樹齢が1,000年を超える杉を屋久杉と呼びます。(イメージ:©Σ64 CC-BY 3.0)

六本の老御神木

樹齢3,000を越える御神木の一つ“紀元杉”

神々を迎えるための依り代、神の化身として敬われてきた屋久杉。中でも樹齢3,000年を越え、威風堂々と森に君臨する屋久島を代表する六本の老御神木“六神木”

「縄文杉」「紀元杉」「弥生杉」のいわゆる三大著名屋久杉、かつて最大の屋久杉と称された「大王杉」、これらに匹敵する樹齢を誇る老屋久杉があと二本あるんです!

“六神木”という表現は公式なものではありません。観光ガイドはもちろん、webで調べても六神木という単語自体存在しないはず。何故なら私が勝手に呼んでいるだけですものw。

訪れる人の少ない森でひっそりと佇む「大和杉」、聳え立つ岩峰に吹き付ける風を一身に受けて立つ「万代杉」を加えた六本の老屋久杉

古来より山岳信仰の根付き、神聖な森の樹として伐採されなかった屋久杉も、豊臣秀吉ほか、時の権力者の命であったり、明治以降は島人の収入のために伐採が続けられました。

多くの屋久杉の巨木の中でこれら六本の神木が切り倒されなかったのは、厳しい気象条件を数千年の長きにわたって耐え忍んで生きてきた証ともいえる異形が建材として不向きだったためと言われています。

六神木すべての姿を拝むことを次の屋久島旅行の目的にするというのはどうでしょうか。
最低でも屋久島で3日は必要ですが、六本それぞれに趣の異なる御神木との対面は感慨ひとしお。
続く山まで登れば、屋久島の著名な山・森のスポットをほぼ網羅できます。