ヤクスギランドの著名杉のひとつ“母子杉”

著名な屋久杉やユニークな杉が林立し、30分~150分の周遊コースで気軽に歩ける屋久島随一の森ヤクスギランド。
天柱橋から続く沢筋の条件のよい窪地で着生なども多い成熟した素晴らしい巨大“母子杉”をはじめ著名な屋久杉を尋ね歩き、川辺に降りたり。ゆっくりと楽しめます。

屋久島トレッキングガイド・観光情報

30分コースだけなんてもったいない!(イメージ:©Σ64 CC-BY 3.0)

母子杉 ははこすぎ

母子杉と名が付いていますが、更新などによる二代杉でなく実は同世代の杉

母子杉と名が付いていますが、更新などによる二代杉でなく実は同世代の杉

ヤクスギランド150分のコース(周遊目安)の後半、天柱橋から続く沢筋の窪地は傾斜地で条件がよく、着生なども多い成熟した素晴らしい巨大な屋久杉が居並ぶ場所。

根のあたりが合体し寄り添うように直立しているている2本の屋久杉。その珍しい姿にちなんで母子杉と名付けられています。

樹齢はどちらも2,600年でかなりの老木。わずかに樹高の高い母杉は既に枯れていて、子にあたる若々しい屋久杉が支えているような姿に見えます。

母子杉への行き方など

母子杉(母/子)
樹高 31.1m / 29.5m
胸高周囲 9.0m / 6.3m
推定樹齢 2,600年
標高 1,030m
場所 ヤクスギランド

ヤクスギランド周遊150分の“やくすぎの森コース”の後半に

ヤクスギランド ルートマップ・グラフ
入口→くぐり栂→林泉橋→荒川歩道→荒川橋→太忠分れ→小花歩道→ひげ長老→蛇紋杉(倒木)→天柱杉→母子杉→三根杉→沢津橋→仏陀杉→仏陀杉歩道→双子杉→くぐり杉→清涼橋→出口

ヤクスギランドは世界自然遺産地域には入っていませんが、屋久島森林生態系保護地域の保全利用地区、国立公園第三種特別地域、自然休養林などに指定されています。

屋久杉

屋久島の山地に自生するスギの中で、推定樹齢が1,000年を超える杉だけを「屋久杉」と呼びます。