ウィルソン株 伐採当時の推定樹齢3,000年 現存していれば最大級の屋久杉の切り株

切り口付近の周囲が13.8mもある巨木の切り株“ウィルソン株”
大正時代に屋久杉と大株を調査・紹介したアメリカの植物学者ウィルソン博士の名を持つ切り株は、伐採当時の推定樹齢3,000年・胸高周囲およそ16m。豊臣秀吉による400年程前の伐採だから、現存していれば最大級の屋久杉のひとつ。

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背景画像:縄文杉へのメインルート・荒川登山道から続くトロッコ軌道(©Σ64 CC-BY 3.0)

ウイルソン株 ういるそんかぶ

ウイルソン株は現存していれば最大級の屋久杉

ウイルソン株は現存していれば最大級の屋久杉©Σ64 CC-BY-SA 3.0

豊臣秀吉の命により大坂城築城(京都の方広寺建立とも)の為に伐採されたとされている杉の切り株。
中心部の柔らかい部分が朽ちて出来た10畳ほど空洞には清水が湧き出し、木魂神社の祭られる祠があります。また、空を仰ぐとハート型に見えるのはご存知の通りで、ここの写真はお約束の1枚。

ウイルソン株の中から空を仰ぐとハート型なのはあまりにも有名

中から空を仰ぐとハート型なのはあまりにも有名©Σ64 CC-BY-SA 3.0

切り口付近の周囲が13.8mなので、1.3高の胸高周囲は16m以上、伐採時の推定樹齢は2,000年~7,200年。縄文杉とほぼ同格で、現存していれば最大級の屋久杉のひとつであったとも言われています。

ウイルソン株への行き方など

ウイルソン株
樹高 --
胸高周囲 およそ16m
推定樹齢 2,000年代~7,200年
標高 1,030m
場所 大株歩道沿い

縄文杉まであと2時間弱

大樹であったであろう木の伐採によって木漏れ日が明るく、少し開けていてるウイルソン株周辺で一息。縄文杉をめざすほとんどの人が休憩と写真を撮る人気スポット。
伐採されてから400年も過ぎようかとしているのに完全に朽ちてしまわない、丈夫な屋久杉を大坂城に用いようとしたのには頷けますが、この大樹は結局運び出せなかったそうです。

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