モッチョム岳 世界自然遺産地域に切り立ったように聳える花崗岩の岩峰

「モッチョム岳を登ることが出来れば屋久島の山は大概登ることが出来る」と言われるほど、登山は急登に次ぐ急登!這うように進み、ロープを掴んでよじ登る!野趣いっぱいの登山です。
到達する頂上からは、1,000m眼下に太平洋が広がる大絶景!大きな達成感・満足感を得られること請け合いです。

屋久島トレッキングガイド・観光情報

這うように進み、ロープを掴んでよじ登る!野趣いっぱいのモッチョム岳(イメージ:©Σ64 CC-BY 3.0)

切り立つ岩盤の山“モッチョム岳(本富岳)”

聳え立つモッチョム岳。一目で登山がキツイことが想像できますw

屋久島の南端近く、海から切り立ったように聳える花崗岩の岩峰、巨岩を頂とする世界自然遺産地域に高く聳えるモッチョム岳(漢字表記は“本富岳”)

遠くから見た印象どおり、また「モッチョム岳を登ることが出来れば屋久島の山は大概登ることが出来る」と言われるほど、登山は急登に次ぐ急登!這うように進み、ロープを持ってよじ登る。

登って下ってを繰り返し到達する頂上からは、眼下1,000mに太平洋の広がる大絶景!大きな感動と達成感を得られること請け合い!

急登に次ぐ急登!眼下1,000mの絶景

難易度:★★★★★

所要:6.0時間・5.0km 標高差:約725m(神山展望台+40m)

木の根が多く露出する登山道を手を使いながら這うように進む急登、身長より高く垂直とも思える段差や岩をロープを掴んでよじ登るなど、厳しいルートを下りも通りますので、相当厳しい登山と言えますw

次々に変化する道、万代杉モッチョム太郎、神山展望台(コース最高標高979m)、2箇所の渡渉と、飽きずに歩ける登山道ですから、ゆっくり時間をかければ難しい登山ではありません。
強いて危険箇所を上げるとすればモッチョム岳山頂。花崗岩の巨石の上から落ちると間違いなく大怪我w

モデルコース 標準タイム・標高グラフ

モッチョム岳(本富岳)モデルコース・標準タイム・標高グラフ

モッチョム岳は急登に次ぐ急登!眼下1,000mの絶景

状況・周辺情報

神山展望台からモッチョム岳の尾根筋ではロープを掴んでよじ登るなどの場面が何度かありますが、思うより難しくも危なくもありません。
歩く人が少ない登山道なので多少荒れ気味、長袖はもちろん、グローブ必須です。
登山口の千尋滝駐車場から徒歩2分で千尋滝展望台。行きか帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

水場・トイレ(または携帯トイレブース)

道程にトイレはありません。
登山口からすぐに渡渉する沢と、万代杉~モッチョム太郎間で渡渉する沢の水は飲用可。

登山口への行き方・交通

路線バスで行くこともできますが、やはりレンタカーが圧倒的に便利。
千尋滝展望台の駐車場はスペース十分で駐車無料

樹齢3,000年を越える屋久杉“万代杉”

難易度:★★★★★

所要:3.0時間・3.5km 標高差:約515m

尾之間地区からモッチョム岳への岳参り道・タナヨケ歩道に立つ神木・樹齢3,000年を越える屋久杉“万代杉”。
モッチョム岳への登山道であるタナヨケ歩道を進むこと90分ほど。這うように、あるいは木の根や石を掴みながら、急登に次ぐ急登が続きます。
あと20~30分登れば“モッチョム太郎”を見ることができますが、せっかくですものモッチョム岳を登ってみましょ♪

モデルコース 標準タイム・標高グラフ

万代杉モデルコース・標準タイム・標高グラフ

樹齢3,000年を越える屋久杉“万代杉”。せっかくですからモッチョム岳まで行きませんか?

状況・周辺情報

歩く人が少ない登山道なので多少荒れ気味、長袖はもちろん、グローブ必須です。
登山口の千尋滝駐車場から徒歩2分で千尋滝を望む展望台があります。行きか帰りのどたらかに立ち寄りましょう。

水場・トイレ(または携帯トイレブース)

道程にトイレはありません。
登山口からすぐに渡渉する沢と、万代杉~モッチョム太郎間で渡渉する沢の水は飲用可。

登山口への行き方・交通

路線バスで行くこともできますが、やはりレンタカーが圧倒的に便利。
千尋滝展望台の駐車場はスペース十分で駐車無料

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