白谷雲水峡の著名屋久杉のひとつ“奉行杉”

ヤクスギなどの原生的な森林を気軽に鑑賞できる白谷雲水峡。
登山装備の必要もなく、ハイキング感覚で気軽に楽しめる1~4時間のコースの中には、江戸時代に見回りにきた奉行がここで休憩したことから名付けられたと伝わる“奉行杉”をはじめ著名な屋久杉と苔むした森、清水の沢、滝や吊橋などの渓谷美を楽むことができます。

屋久島トレッキングガイド・観光情報

白谷雲水峡は1時間ほどの散策から1日トレッキングまで楽しめます。(イメージ:©Σ64 CC-BY 3.0)

奉行杉 ぶぎょうすぎ

奉行杉

伐採を見回りにきたお奉行様がここで休憩した?

戸時代に伐採を見回りにきた奉行がここで休憩したことから名付けられたと言い伝えのある“奉行杉”。

白谷雲水峡地区で最大の巨木の根元付近にはびっしりと深い緑色した苔で覆われ、多くの着生とともに屋久杉の古木の風格を漂わせています。

幹の歩道側には試し切りの跡が残されており、木材としての利用に不適だったために切り残されたことがわかります。

奉行杉への行き方など

奉行杉
樹高 24.0m
胸高周囲 8.5m
推定樹齢 不明
標高 820m
場所 白谷雲水峡・原生林歩道コース

白谷雲水峡・原生林歩道コース(周遊目安180分)のほぼ中間、原生林歩道の最奥

白谷雲水峡 ルートマップ・グラフ

入口→弥生杉→さつき吊橋→二代大杉→原生林歩道→三本足杉→びびんこ杉→三本槍杉→奉行杉→二代くぐり杉→くぐり杉→楠川歩道→さつき吊橋→飛流おとし→白たえの滝→出口

白谷雲水峡は屋久島自然休養林。霧島屋久国立公園の指定区域には含まれておらず、世界自然遺産地域・世界遺産の緩衝地帯にも含まれていないため、歩道や橋などある程度周遊路が整備されています。

コース・マップ・グラフ

レベル・スタイル・目的など、自分に合ったコースが見つかりますよ~♪