びびんこ杉 びびんこすぎ

親子二代が肩車をしているようなほのぼのしい光景?
ヒメシャラなど杉以外の大木も多く、原生林歩道の名にふさわしい鬱蒼とした奥深い森の中を歩く白谷雲水峡原生林歩道コースのほぼ中間、三本槍杉と三本足杉の中間にある“びびんこ杉”。
江戸時代に伐採された切り株に発芽・更新する二代杉で、着生するヤマグルマも数代にわたって更新されています。
株の前と後ろでは5m以上もの差があるほどの急斜面に立っているため、訪れる人は必ず下から仰ぎ見ることになります。
“びびんこ”の名は平成11年・屋久島森林環境保全センターによる公募の中から「親子二代が肩車をしている(“びびんこ”は鹿児島の方言で肩車を意味する)ようなほのぼのしい光景」が採用されました。
びびんこ杉への行き方など
びびんこ杉 | |
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樹高 | 20.0m |
胸高周囲 | 9.0m |
推定樹齢 | 350年 |
標高 | 820m |
場所 | 白谷雲水峡・原生林歩道コース |
白谷雲水峡・原生林歩道コース(周遊目安180分)のほぼ中間、原生林歩道の最奥
入口→弥生杉→さつき吊橋→二代大杉→原生林歩道→三本足杉→びびんこ杉→三本槍杉→奉行杉→二代くぐり杉→くぐり杉→楠川歩道→さつき吊橋→飛流おとし→白たえの滝→出口
白谷雲水峡は屋久島自然休養林。霧島屋久国立公園の指定区域には含まれておらず、世界自然遺産地域・世界遺産の緩衝地帯にも含まれていないため、歩道や橋などある程度周遊路が整備されています。