誰も知らない、誰も行かない秘密のポイントは、立ち入りるべきで無いのでは?!意見コラム
「私(ガイド)だけが知っている秘密のポイントへ案内」とアピールすれば、集客効果もあるでしょうし、客からは評価され、さぞ鼻も高いことと御喜び申し上げます。
屋久島の山林を歩く、かつての岳参りの道・登山道から外れると、未だ手付かずの自然が広がります。素晴らしい景観に出会え、深い感動と満足感を得られる。そんな素敵な場所・エリアが屋久島にはまだ無数無限にあります(あるはずです)。
踏み石や木道は、必要以上に自然を傷付けないようにするためのもの。誰も知らない、誰も行かないポイントは、狩りや調査などで「全くの前人未到」とは言わずとも当然未整備。縄文杉の根を踏圧で痛めてしまったのと同じ、苔むす森が踏み削られて後退してしまったのと同じく、足を踏み入れることで僅かであっても自然は痛みます。
必然性なしに登山道、定められたコース、場所の外へ入るのはルール違反、自己中心的と言わざるを得ません。何より、自然を案内することを糧としているガイドとして、自然を傷つける行為は、自分で自分の首を絞めるのと同じであることに気づいて欲しいものです。
大多数のガイド達は、誰も知らない、誰も行かないポイント自体を捜し求めるべきでないと認識しているからこそ、探さないし、見聞きしたとしてもそこへは向かわない。
少数派のガイド達の、間違った、あるいは不誠実なアピールに踊らされないようにしたいものですね。
ここで言う「私(ガイド)だけが知っている秘密のポイント」とはあくまで登山道、定められたコースなど“エリア外”のこと。例えば天文の森や大和杉への登山道ほか、「あまり、または殆ど行く人のいない場所」とは異なります。但し、そういった場所は、ほんの少し外れて倒木や切株を訪ね歩いたりするとエリア外の可能性も。
進んでいいのか止めるべきなのか。例えエリア内であれ、大小は別として私自身も間違いなく自然を傷付けていることに変わりないことは承知しています。ただ、「商業ベースのアピール」は目に余ると思い、自省と忠告の意味を込めて書かせていただきました。
反論、ご意見があれば、個人名または所属ガイド団体などを明記してご連絡ください。
当ホームページ上にて公開させていただきます。
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