白谷雲水峡“もののけ姫の森” 舞台のモデルとなった幽玄な世界(現・苔むす森)

絨毯を敷いたように厚くふわふわの苔があたり一面を覆い尽くす。
豊かな森林に住む精霊“木魂”が切株や岩の上に見える気すらする幽玄な場所はかつてもののけ姫の森と称し、観光客で溢れ返しました。
踏み荒らされて後退してしまった姿に、山犬の神“モロ”、五百歳の長老猪神“乙事主”達と一族はきっと怒っています。

屋久島トレッキングガイド・観光情報

シシ神が住み木魂が首を震わす“もののけ姫の森”(イメージ:©Σ64 CC-BY 3.0)

シシ神が住み木魂が首を震わす“もののけ姫の森”

絨毯を敷いたように厚くふわふわのコケに森全体が覆い尽くされている苔むす森

大岩や木々、朽ちた株などが重なる不思議な造形。それら全てをいくつもの種の苔の深く濃い緑が覆い尽くす。

映画“もののけ姫”の制作にあたり、宮崎駿監督がイメージを膨らませ、舞台のモデルになった白谷雲水峡の奥深い森。切り株の上で、岩の陰で、森の精霊“木魂”がカタカタと首を震わすシーンを思い起こさせる幽玄な場所です。

現在は“苔むす森”と改称 シシ神様ごめんなさい。

©1997 STUDIO GHIBLI Inc.

1997年の映画公開後“もののけ姫の森”と称していましたが、白谷雲水峡では協力金を徴収することが「営利目的での名称使用は認めない」というスタジオジブリの主張に沿わず、現在は“苔むす森”と改称されています。

観光客を引きつける屋久島観光の目玉的な存在で、苔むす森となった今も人気は絶えず来訪者も多数なのですが…。

シシ神様ごめんなさい。

知らず知らずに皆がエボシ御前だったのかも。モロと乙事主が怒っています。

こんなの止めましょうよ

楽しいのはあなただけ。そっと静かに心の中で楽しんでください。

森の精霊“木霊”を撮影♪

森の精霊“木霊”がいっぱい写ってる!ちょっと面白いですよ。

太鼓岩・岩屋 ここも舞台のモデル

さつき吊橋より奥は全身が緑に覆われる深い森。
人森を守る山犬の神“モロ”とその一族の住む岩屋のモデルとなった場所

太鼓岩は絶景!

急坂を登ること15分。巨石・太鼓岩からは宮之浦岳ほか山々が迫る大パノラマ

モロ一族が住む岩屋

住処の岩屋(いわむろ)のモデルとなった辻の岩屋はトロッコ道側に少し下る。

縄文杉まで3時間

太鼓岩下、辻峠からトロッコ道まで1時間、縄文杉までは3~4時間

コース・マップ・グラフ

レベル・スタイル・目的など、自分に合ったコースが見つかりますよ~♪